塩ビシート防水はシートを貼り付ける工法なので、下地表面に
凸凹があっても仕上がりは均一になります。
仕上がりが美しく、優れた耐久性があり、ウレタン防水よりメンテナンスの頻度も少なく、維持費用も含めた総合的なコストパフォーマンスを考えれば、非常にメリットがある防水工法です。
防水シートを下地に貼り付ける「密着工法」とディスク板などを使って固定する「機械固定工法」などがあります。
・密着工法
接着剤などで塩ビ防水シートを貼り付けます。
ある程度の強度があるので歩行程度の用途に向いているものの、施工後に接着剤が剥がれたり、通気性がない分、下地の影響を受けることがあります。
・機械式固定法
アンカーやディスク板を使って塩ビシートを下地に固定します。
上からシートを被せて施工するので旧防水層の撤去が不要で、下地調整の必要もほとんどありません。
溶着剤や熱風で瞬時に接合するので、長期間安定した接合面を保つことができます。