ウレタン塗膜防水とは、液体状のウレタン樹脂を塗布することで化学反応を起こして防水塗膜を形成する工法です。
施工現場で塗布硬化させるため下地になじみやすく、密着性に優れているため塗重ねが可能なので、
既存の防水層をすべて撤去しなくても改修が可能です。
また、複雑な形状の屋根や設備基礎などでも施工が可能です。
塗膜防水材は継ぎ目の無い、シームレスな防水層を形成し、クッション性に優れ、歩行に適しています。
・密着工法
ウレタン防水塗料を塗布して防水層を下地に完全に密着させる工法です。
工期が短い、コストパフォーマンスが高い、歩行可能等の長所がありますが、
下地に密着する構造のため下地に含まれている水分の影響を受け、防水層にひび割れや膨れが発生しやすいという短所があります。
・通気緩衝工法
ポリウレタンの樹脂を一定の厚みを保ったまま均一に流し込みます。
そして継ぎ目のない塗膜をつくることによって、防水層を作るものです。
密着工法より初期費用はかかりますが、防水層が下地の影響を受けづらく通気性もあるため、防水層が長持ちし、安全で信頼性の高い工法です。